竹田先生曰く、生ものや、形が複雑で荷造りしにくい商品も遠距離輸送には向かないので、中小企業にとっては有利な商品になる。例えば、工事で使用する生コンは生産基地から30分以内の場所でないと品質が低下し使えない。他から運びにくく、需要もそこそこある地域に1社だけの生コン会社は、競争がなく利益性は良い。ただし、ローテク商品や扱いにくい商品なら何でもいいという訳ではない。粗利益に占める人件費の割合が65%以上になる商品は家業にはなりえても、企業化が難しくなる。また一人当たり年間粗利額が500万円を切ると事業として成り立たなくなる。
■自動化・標準化とは逆を
例えば、「前衛的地方料理」として富山の山奥にミシュランの星を獲得しているレヴォがあります。山奥過ぎて道がわからない、冬には雪で車が動かなくなってしまう、などの不便すぎる場所です。雪で動けなくなったお客様をレスキューしにレストランスタッフが出動することもあります。しかし、日本全国、海外からもここを目指してお客が来ます。コロナ以降人流が減ったからお店は大変、などとは無縁で、このレストラン自体が目的地化しています。

