竹田先生いわく、強者の商品戦略の代表は、市場規模の大きな大衆相手の商品を重視し、商品の幅を広げ複合化、総合化を図ること。さらに、弱者の新商品にはすぐに参入する。
■弱者は差別化、強者はミート
弱者は大企業や強い会社と正面で戦わずに差別化して生き残りを図ります。それに対して、強者は差別化を無効化するために同じような商品・サービスを当ててきます=ミート。
ビッグモーターの元幹部の方がユーチューブで語っていましたが、このミート戦略を各地で行って地場の車屋さんを徹底的にやり込めたとのことです。これは強者としてはランチェスター戦略の一部を忠実に実行したものでした。
しかし、ランチェスター戦略には、新規顧客だけでなく、顧客と関係づくりを行っていくなどの活動もあり、不正をして焼き畑農業的な顧客獲得を良しとはしていません。部分的にランチェスター戦略をマネするのではなく、全体として参考にしたいですね。
ちなみに、ミート戦略は弱いものいじめ戦略とも呼ばれます。このフレーズ自体が反発を受けるのであまり一般的ではありません。強いものに立ち向かう映画のようなストーリーが好きな人が多く、社長もその傾向にあります。私も気を付けたいです。