市場占有率を決める得意先の構造(営業戦略)

1位づくり

竹田先生曰く、市場占有率を決める販売先には、3つのタイプがある。1つ目は客数比例型でお客の数で占有率が決まるタイプだ。例えば新聞が良い例で、大衆を相手にした一般紙ではどこの家庭でも一部しかとらないのが普通だ。2つ目は上位集中型で、少数のお客に需要が集中する販売先のタイプだ。この場合にはお客の数ではなく、取扱高の多い会社に商品をたくさん販売しなければ占有率は高まらない。3つ目は中間型で、市場占有率が客数比例型と上位集中型の中間で決まる場合だ。会社を対象にしている事務機販売がこのタイプだ。

■自分の会社がどの分野・地域・客層で市場占有率1位になるのかを決める際に、ビジネスの種類でカウントが異なる。客数をとれば1位になるのか、大口からの受注があれば1位になるのか、営業スタイルも全く異なってきます。