竹田先生曰く、大都市は会社の数も人の数も多いので、売り先に困るようなことはない気がする。たいていの社長はこう考えるので、地方の小都市から人口の多い大都市に進出する会社が後を絶たない。しかし、これは欲知恵で、市場規模が大きな地域には、大企業のほとんどがすでに進出しているのが現状だ。営業には特に力を入れている。当然、市場規模の大きな都市では、情け無用の確率的な競争が繰り広げられる。
■近所の地元では評判のパフェ屋が、東京に進出したとして一時期話題になりましたが、その後、会社は売却されて他の経営者がやっているケースを見ました。大都市に進出して受け入れられると経営者の承認欲求が満たされますが、実際にうまくいくケースがどれほどあるのでしょうか。大都市に進出せずに、地元と隣県に徐々に広げている地元チェーン店は比較的安全なようです。ただし、ちょっと距離を延ばすと、途端に目が届かなくなり、飲食なら衛生問題を起こすこともあります。