竹田先生曰く、一騎打ち戦的な地域とは、海や山や川など自然の障害物によって市場が分断され、独立した経済圏を構成しているところだ。こうした地域を郡部型の一騎打ち戦的地域市場と呼び、面積が狭く2乗作業が起きにくいので、弱者にとっては有利になる。大都市は、人や企業は多いが、流動性も高く、不特定多数の地域になって目標が定めにくい。逆に狭い地域は、人や企業が少なく流動性も低いために、特定少数市場になるので、目標が定めやすく弱者にとって有利になる。しかも、大企業は市場規模の小さなか地域には力を入れない。
■地域内で広告を打つ場合にも、地形を参考にする。
川を越えたら別の町。距離的には川一本超えるだけでも、心理的な距離は非常に大きい。とくに地元で暮らし地元で仕事をしている人にとっては川を越えてまで・・・という人は多い。なのでチラシでもネットでも地域で広告をする場合には、川などの地形を加えた心理的な距離を参考に出稿を行う。もちろん、物理的・心理的距離が遠くなるほどに広告効果は落ちる。