竹田先生曰く、江戸時代に、対馬で陶山訥庵が、実行した奇想天外な猪退治戦略は絶好のケーススタディになる。一回当たりの取引で小口、粗利に住める人件費割合が60%以上になるようなビジネスを採算に乗せるには、陶山訥庵の究極の地域戦略を応用することが成功の条件になるのだ。
■大口取引がメインであれば、上位の顧客に営業をすることで地域1位を目指すが、小口取引がメインであれば地域を面で抑えて1位を目指す。その場合には細かく分けて個別撃破していく陶山訥庵(スヤマトツアン)の方法が役立つ。確実に勝てるまで小さい地域に分けて、そこで確実に勝ち、その地域を連結して重点地域を最終的には自社が1位の市場にする。