竹田先生曰く、北海道、東北、北陸、中国、四国、九州など地方に本社のある会社にとっては、東京、大阪は鬼門になる。同じように、地方の人口の少ない市に本社のある会社にとっては、札幌、仙台、広島、福岡もまた鬼門になる。地方都市に本社のある中小企業が、地元で1位になってもいないのに、こうした鬼門の地域市場にいきなり進出しようものなら、かからずタタリを受けてしまう。
■大市場や大都会への進出は夢や目標になりがちで、目標に手段をあわせる強者の戦略に変化してしまう。つまり、目標に合わせてリソースを調達する。これまでは弱者の戦略で、手持ちのリソースで達成可能な目標を立てていた経営と逆になる。地元で有名になると、経営者の気持ちがいつのまにか強者になってしまい経営にも表れる。