竹田先生曰く、社内の人間関係を良くすることが経営で最も大事であるように思っている社長もいる。会社内部のコミュニケーションや人間関係が良くなり従業員にやる気が出て結果として売り上げが上がり利益も出ると考えている。これは正しい対策のようだが、目的と手段を混同している。こういう例は戦略と戦術の区別がつかない社長に多く見られる。人間関係を良くすることは経営上の目標を達成する時に必要になる協力のためであってそれ自体が経営の目的ではないということを忘れてはいけない。
■社長は目標を達成するための具体的な営業手法を自分で作り上げ、ルールを決めて、従業員に教育して行かなくてはなりません。営業手法をそのまま実行すれば結果がでるようにすれば、従業員も行動しやすくなります。その上で社内で協力する組織作りができれば目標を達成する可能性が高まります。